こんにちは。
クラリネット奏者の藤原です。
今日はきれいな音を出すには・・・というお話。

どうしたらきれいな音が出せますか?

この質問に対して、よく見る回答は「自分の出したい音をイメージして・・・」という回答。
きれいな音が出せずに困っている皆さん、きれいな音をイメージして吹いたらきれいな音になりましたか?
おそらくならなかったと思います。

きれいな音をイメージしてきれいな音を出せるのは、きれいな音の出し方を知っている人だけです!

きれいな音を出せずに困っている人はきれいな音の出し方がわからないから困っているのですから、イメージしてもきれいな音は出ません。
きれいな音の出し方を知っている人は「きれいな音を出したい!だからこうやって吹くんだ!」と実行できるのでイメージすればできるのです。

じゃんけんをするとしましょう。
あなたは「グー」と「パー」は知っていますが、「チョキ」を知りません。
「チョキ」の存在は知っているのですが、形を知りません。
相手は必ず「パー」を出します。
よし、「チョキ」を出せば勝てる!
でもチョキを知らない・・・
勝てませんよね?
かなり乱暴な例えですが、こういう事なんです。

では、どうすればきれいな音の出し方を習得できますか?

ごめんなさい、教えることができません・・・
いえ、正確には文字で説明できません。
いや、説明はできるんですけどね・・・
じゃあ説明してみましょう。

正しいアンブシュアで正しい息を入れる!

あぁ・・・ねぇ・・・。

実は、「どうすればきれいな音の出し方を習得できるか?」と聞かれたら、質問者に丸投げするのが正解なんです。

言い方を変えますね。

いろんな吹き方で吹いてみ?
どうやって吹いた時いい音になった?
それ!

これが正解です。
実はこれ、自分で見つける以外に方法はないんです。

先ほど「イメージしてもきれいな音は出せない」と言いましたが、イメージは必要です。

いろんな吹き方を試した時に、イメージが無いと「あ、今の音!!」というのが一生訪れません。

①イメージを持っていろんな吹き方を試す。
②上手くいったときの共通点を探す。
③その共通点を自らの意思で再現してみる

これがいい音(自分の出したい音)の出し方の習得方法です。

どんな吹き方をしたらどんな音が鳴るのかを探求する好奇心が音を良くする(あるいは様々な音色を使い分ける)ための秘訣です。

皆さん、好奇心旺盛にいろんな音を出してみて下さい!!