こんにちは。
クラリネット奏者の藤原です。
今日は呼吸の話。
ですが、どういう風に呼吸しましょうという話ではありません。
呼吸には大きく分けると腹式呼吸と胸式呼吸があります。
また、男性は日常から腹式呼吸をしていますが、女性は普段は胸式呼吸をしているという話があります。
これは本能的なもので、女性は妊娠する機能を有するので妊娠時にお腹の子を圧迫しないためと言われています。
なので女性は腹式呼吸をするにはある程度の意思が必要ということになります。
寝ている時(横になっている時)は男女ともに腹式呼吸になっているそうです。
さて、演奏の話ですが、一般的には管楽器を演奏する時は腹式呼吸が良しと言われていますね。
ですが、実は専門家(演奏・解剖学ほかいろいろ)の中にはこれを批判する人もそれなりの人数います。
腹式呼吸でないとダメ・腹式呼吸ではダメ・腹式呼吸である必要はない
何が困るかというとどれもそれなりの根拠に基づく結論であるところ(汗)
また、仮に一つの説に基づいて自分の呼吸を見直すとしましょう。
「こうしましょう」「こうしてはいけません」「こうなっていませんか?」「こうなっていても気にしなくていい」
勉強するほど情報が増え、そんなことを考えながら呼吸の訓練をしていて混乱しませんか?
混乱せずに受け入れれた人はそのままで問題ありません。
混乱が生じた時点で理想(仮)の呼吸はできないでしょう。
そこで私からアドバイス。
わからんくなったら何も考えるな!!
何も考えなくても人間は呼吸できます。
実際にあなたが目指している呼吸法と違う方法で素晴らしい演奏をする人も沢山います。
混乱したら一旦考えることはやめましょう。
呼吸法の指導をしてくれる人がいるなら、冷静な時に改めて指導を受ければよいです。
管楽器奏者にとって呼吸法は大事ですし、一生付き合う問題ですが、それに縛られすぎるのは危険かもしれません。
医学や健康に関する情報を思い出してください。
昔良しとされていた常識が実は逆効果あるいは何の効果もないなんて話、山ほど聞きますよね。
呼吸法の常識も将来変わるかもしれませんしね。
また、管楽器は息で鳴らす楽器ですが、息だけで全てが解決する楽器ではありません。
アンブシュア、リード、マウスピースその他諸々が緻密に関わりあっていますので、呼吸ばかりに気を取られるのも考え物です。
最後にもう一度言います。
呼吸法はもちろん大事ですが、
わからんくなったら何も考えるな!!