緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されると思えば延長、解除されたと思えば再び発令・・・
吹奏楽コンクールや演奏会を控えているにも関わらず、部活動そのものが思うように出来ない状況が続いています。
いま出来ていても、またいつ出来なくなるかわかりませんし、
出来てもやはり安心して活動するのは難しく、感染対策に神経をすり減らしながらの活動になります。
そして吹奏楽というのはマスクをして演奏できない楽器だらけ・・・
そんな状況で少しでも安心をもたらす対策の一つがパーテーションですね。
今更な話ではありますが、逆に今更だからこそ!
危機感に慣れてしまい、油断から対策が緩くなってしまわないように。
さて、パーテーションでの感染対策は人と人の間が遮られていればそれで効果がありますので、言ってしまえば何でも良いのです。
板を置くのでも、上から板やカーテンを吊るすのでも、何でも効果が得られます。
ですが、今日は吹奏楽部で使いやすいパーテーション対策という視点で書いていきます。
パーテーション使用の前の前提の対策
パーテーションの話に入る前に。
書くまでもない話ですが大前提として、
楽器を吹くとき以外はマスクを着用するということは原則としておいて下さいね。
楽器を吹くときにマスクを着用出来ないからパーテーションが必要なのであって、マスクを着用出来る時にマスクを着用していないということの無いように。
パーテーションの条件
①キャスター付き。
②高さ調整が可能。
③パーテーション以外の使い道
私の経験上、吹奏楽部は移動が多い。
合奏は音楽室でも、個人練習やパート練習などは廊下や空き教室で行うのが一般的です。
なので、移動が楽なキャスター付きであることは非常に重要です。
また、一部の楽器を除いて基本的に楽器は立って演奏することもあれば座って演奏することもあります。
状況に応じて高さを変えれる機能があった方が使いやすいかもしれませんね。
高さは十分であれば問題ないので、座って吹くからといって別にわざわざ低くする必要はないのですが、例えば移動時の万が一の転倒なども考えると、普段は低い状態にしておいて高さが必要な時だけ高くするという使い方がベターだと思います。
パーテーションの準備
必要なのはパーテーションです。
なので単純にパーテーションを買ってこれば良いのですが、それだと恐らく飛沫対策が不要になると大型ゴミ候補になってしまいます。
なので飛沫対策が不要になってからも捨てずに何かしらの使い方ができる方が良いですよね。
ということで、使用するのはこちら。
ハンガーラック。
先ほどの条件全てを満たしております。
私が購入したのは4,000円程度のものですが、安いものなら1,000円台からあると思います。
予算、必要サイズ、パーテーション以外の使用目的に合わせて選んでいただければよいかと。
さて、これだけだとただの枠です。
遮るものが無いのでまだパーテーションとしての役割は果たせません。
そこでもう1つ必要なのがビニールカーテン。
ハンガーラックのサイズに合っていれば高価なものでなくても構わないと思います。
しかし、あまりペラペラなものよりは厚くて重いものの方がアルコールでの拭き掃除がしやすいので清潔と安心が得られます。
ハンガーラックへの取り付けは(カーテンに穴があるなら)紐やS字フックでもいいですし、大型洗濯バサミでも大丈夫。
頻繁に付けたり外したりしないのであればテープで固定しても構いません。
完成品がこちら。
マスクを着用できず、かつ蜜になってしまう合奏の際にはこれがあるだけで安心度はかなり上がりますね。
キャスターによって移動が容易なので、広くない部屋でのパート練習・セクション練習での導入もハードルは高くありません。
万全の対策をしながら、限られた時間を無駄にすることなく、練習に励んで下さい。
そして1日でも早く通常の部活動ができるように祈りましょう。
パーテーションが不要になったら衣装ハンガーとして使用したり、S字フックを大量にかけて部員の小物ピーチ(巾着)を掛ける場所にしてはいかがでしょうか?
動画でもご覧いただけます
この記事とほぼ同じ内容が私のプロデュースするYouTubeチャンネル、musiCLabo〈Y -igrec-〉に投稿されています。