こんにちは。
クラリネット奏者の藤原です。
今日はマウスピースのお話。
お話しというか紹介。

マウスピースはもはや楽器本体の一部。
どんなマウスピースを使うかで音色・抵抗感・音程ほか様々なことが変わります。
いろんなメーカーから様々なコンセプトで沢山の種類のマススピースが発売されてます。

どれを選べばいいの・・・?

いろいろ試すのが一番ですが、高価なものですので気軽に複数買って試すわけにもいきません。
楽器店に行けば試奏した上で購入できるので無駄買いをすることはありませんが、種類が多いので全てを試すこともできません。
なので事前に候補を絞ってから試奏する必要があります。

ということで、ここでは主要マウスピースの特徴を紹介しようと思います。

特徴と個人的な感想によるレビューですので、私が実際に吹いたことのあるマウスピースに限定させていただきます。

新しく吹いたものが増えた際には随時情報を追加していこうと思います。

形状やシステムによる大まかな区分

・トラディショナル
・プロファイル88
  トラディショナルに比べて傾斜部の角度が鋭角になっています。
  これによって楽器の角度・息の入れ方に変化が生じます。
  子どもや女性など口の小さな人でも負担なく銜えることができます。
・マスターズ(製造終了)
  Vandoren新設計のマウスピース。
  息の入りやすさが特徴。
・13 Seroes
  A440(アメリカン・ピッチ)のピッチで演奏する必要がある奏者用。
・BD(ブラックダイアモンド)
  マスターズと同じく新設計デザインのマウスピース。
  高温の色彩が豊かで深みのある音が特徴。

他にもドイツシステムやオーストリアシステムの楽器専用のシリーズもありますので間違って購入しないように気を付けて下さい。

各モデルの特徴

①5RV (Traditional / Profile88 / 13 Series)

  Tip Opening:1.065mm
  Facing Length:Midium Short

  初心者にオススメ!
  開きが非常に狭く、フェイシングも短いため、息が楽に入ります。
  コントロールしやすくてクリアな音。

②5RV Lyre (Traditional / Profile88 / 13 Series)

  Tip Opening:1.09mm
  Facing Length:Midium

  5RVより開きが大きいのでパワフルで豊かな音が出ます。
  また、5RVよりフェイシングが長いので丸みのある音になります。

③B40 (Traditional / Profile88 / 13 Series)

  Tip Opening:1.195mm
  Facing Length:Midium Long

  開き、フェイシングの長さ共に中庸。
  後述するB45と比べてティップレールの幅が広いのでコンパクトで芯のある音が出せます。

④B40 Lyre (Traditional / Profile88 / 13 Series)

  Tip Opening:1.175mm
  Facing Length:Long

  まろやかで豊かな音色。
  高音が吹きやすいので、高音の鳴りに悩んでいる人はお試し下さい。

⑤M30 (Traditional / Profile88 / 13 Series)

  Tip Opening:1.15mm
  Facing Length:Long

  フェイシングが長いので丸みのある音が出ます。
  開きがやや狭いので同じくフェイシングの長いB40 Lyreと比べるとパワーには物足りなさを感じます。

⑥B45 (Traditional / Profile88 / 13 Series)

  Tip Opening:1.95mm
  Facing Length:Midium Long

  開き、フェイシングともに中庸。
  世界標準と言えるマウスピースとVandoren社は言っております。
  迷ったらとりあえずこれ!?

投稿者

藤原 良行

コメントを残す